15th 10 - 2015 | comment closed

私が介護福祉士になった理由

介護福祉士の男女の割合をご存知だろうか。女性が8割、男が2割である。かくいう私も2割のマイノリティ組に属することとなるのだが、小数だからと言って職場での居心地が悪いわけではない。
私がなぜ介護福祉士になったかを順を追って説明しよう。
私が介護福祉士になったのは、父の影響を大きく受けたからだ。父は介護福祉士である。今は第一線から退いたので、厳密には「元」だ。
幼いときから介護福祉士としての父の活躍を見るうちに、自分もなりたいと思うようになった。父は「そろそろ、介護する側から介護される側になってしまうな」と常々冗談を言っていたが、年齢を重ねていくにつれ体力的にも厳しくなり先の冗談が次第に現実味を帯びてきた。そして、私が介護福祉士の資格を取得すると同時に引退をした。父が引退すると働いていた職場が人手不足に陥った。父から「うちの職場に来てくれないか」と打診されたが、そのときは肯定できずにいて「少し考える」と言ってお茶を濁した。私にとって初めての就職活動ということもあり、できる限り良い条件の職場で働きたいと思っていたためすぐに返事はできなかったのだ。
その後、購入してから5年は経つ埃まみれのパソコンで求人サイトを開き複数の求人サイトで様々な介護施設の勤務条件を見比べていると、父の職場の待遇が一番良い事に気づいた。父に「やっぱり俺、そこで働くよ」と言い、申し出を承諾する事にした。

今は介護福祉士になってもう7年になる。新人のころは、女性の先輩に「あなた、お父さんより仕事ができるのね」と賞賛され、普段は寡黙でポーカーフェイスな私も頬を赤らめ鼻を高くした。入職してから3年後、同僚の女性と結婚し子供も授かった。今年で3歳になる息子は私の手を借りずに一人でできることが増えてきた。息子の口癖は「パパみたいなかいごふくししぃになる」だ。是非とも立派な介護福祉士になってもらいたい。
父は猫と一緒に穏やかな老後生活を送っている。もう少ししたら介護施設に入って、猫の手ではなく孫の手も借りたくなるのではないか。


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